砂漠化防止・砂漠緑化を支援する熱電素子を利用した多段式造水装置

技術概要

  • 熱電素子を利用した世界初の造水装置である。
  • 空気中の水分を凝縮する方法を採用している。
  • 乾燥地における風力発電太陽光発電により生産した電力を用いて,ペルチェ素子による冷却面を作り出し、その冷却面で大気中に含まれる
    水蒸気を凝縮し淡水を取得する、砂漠化防止・砂漠緑化支援技術パッケージである。

活用のポイント

  • 自然エネルギーから電力を生産し、その電力を
    利用して永続的に淡水資源を確保することが
    できます!!

従来の問題点

  • 旧来のコンプレッサ型は、可動部がある複雑構造となり、
    砂塵による故障が多くなると共に、化石燃料の消費による
    二酸化炭素発生の地球環境悪化を引き起こす。

解決したポイント

  • 熱電素子ペルチェ素子)を壁面に取り込んだ多面体流路
    形成して、水蒸気凝縮部をカートリッジ構造とした。
    電力生成には自然エネルギーを活用する。

図解

発明者コメント

林 農(工学研究科)、 田川 公太朗(農学部)

造水装置と風力・太陽光発電装置からなる砂漠化防止・砂漠緑化支援技術パッケージとして、製品化を考えています。
沙漠地域をもたない我が国において、砂漠化防止に係わる技術の製品化および事業化は極めて独創的であり、世界的産業へ育つ魅力
秘めています。

ライセンス情報

①開放特許情報DB登録番号L2008002073
②特許番号特許第4714880号
③公開番号特開2008-095331
④出願番号特願2006-276192
⑤出願日2006年10月10日
⑥発明の名称造水装置
⑦特許権者国立大学法人鳥取大学
⑧代表発明者林 農、田川 公太朗
⑨実施許諾・譲渡■許諾□譲渡
⑩共同開発研究の意思■有□無
⑪サンプルの提供□有■無
⑫技術指導■有□無
⑬実施実績□有■試作
■実験□無
⑭事業化実績□有■無
⑮実施許諾実績□有■無