技術概要
- ①非接触・非拘束で身体各部位の位置・速度・加速度を取得することを可能とする。
- ②取得した情報と医師や理学療法士の診断結果を関連付けるためのニューラルネットワークモデルを構築できる。
- ③構築したモデルによってロコモティブシンドロームの可能性についてパーセンテージ表示を可能とする。
- ④ロコモティブシンドロームの定量的判定基準を作成することや、簡易診断としてスクリーニング装置としても応用可能である。
活用のポイント
- 非接触・非拘束に検出した歩行時における
身体動作から定量的なロコモ診断を可能に!
従来の問題点
- ロコモ診断は本人もしくは医療従事者の主観的判断に基いていた。
- 多くの人を診断するには多大な労力が必要であった。
解決したポイント
- 医療従事者の判断基準に準拠しながら、定量的に診断できる手法を
確立した。
- 自治体の定期健診等で簡易ロコモ診断を行うゲート式の
診断システムを構築した。ゲートを通るのみでロコモの可能性を
数値評価可能とした。
ライセンス情報
①開放特許情報DB登録番号 | L2015001919 |
②特許番号 | 特許第6433805号 |
③公開番号 | 特開2016-144598 |
④出願番号 | 特願2015-023677 |
⑤出願日 | 2015年2月9日 |
⑥発明の名称 | 運動機能診断装置及び方法、並びにプログラム |
⑦特許権者 | 国立大学法人鳥取大学 |
⑧代表発明者 | 櫛田 大輔 |
⑨実施許諾・譲渡 | ■許諾 | □譲渡 |
⑩共同開発研究の意思 | ■有 | □無 |
⑪サンプルの提供 | □有 | ■無 |
⑫技術指導 | ■有 | □無 |
⑬実施実績 | □有 | □試作 |
■実験 | □無 |
⑭事業化実績 | □有 | ■無 |
⑮実施許諾実績 | □有 | ■無 |
発明者コメント
櫛田 大輔(工学研究科)
潜在的なロコモ患者は全国に650万人と言われており、将来の要介護者予備軍とも言われています。定期健診の際に本システムを
利用していただくことで、負担なく一早くロコモリスクを知ることが可能となり、医療従事者からの適切な指導を受けることに繋ります。
また、人の各種動作に基づいて何らかの意思決定を行うニーズに関して転用可能な技術でもあります。