技術概要
- 本発明により、世界規模で増加の一途をたどる認知症、その治療薬開発には欠かせないモデル動物実験において、より効率的、短期的、
低リスクなものとすることができます。
活用のポイント
- 動物の従来型行動評価法が有する問題を回避し、「動物に優しい」認知機能評価が可能です。
従来の問題点
- 従来のモデル動物の認知機能評価は学習を前提にした手法
(=学習能に着目)であり、反復施行や侵襲的刺激が必要であり、
動物愛護の観点からも年々適応が厳しくなってきている。
解決したポイント
- 従来法が「学習能」に立脚しているのに対し、個体の「本能」に
着目することにより、反復施行や侵襲的刺激を一切必要としない、
実験動物に優しい認知機能評価法をすることが可能となった。
ライセンス情報
①開放特許情報DB登録番号 | L2017002074 |
②特許番号 | - |
③公開番号 | 特開2018-143112 |
④出願番号 | 特願2017-038614 |
⑤出願日 | 2017年3月1日 |
⑥発明の名称 | 動物の行動を評価するための設備および評価方法 |
⑦特許権者 | 国立大学法人鳥取大学 |
⑧代表発明者 | 加藤 雅子 |
⑨実施許諾・譲渡 | ■許諾 | □譲渡 |
⑩共同開発研究の意思 | ■有 | □無 |
⑪サンプルの提供 | □有 | ■無 |
⑫技術指導 | ■有 | □無 |
⑬実施実績 | □有 | ■試作 |
□実験 | □無 |
⑭事業化実績 | □有 | ■無 |
⑮実施許諾実績 | □有 | ■無 |
発明者コメント
加藤 雅子(医学部)
モデル動物の従来型行動解析法は、認知機能評価においては必ずしも最適化されているとは言えませんでした。本発明により、特に認知症分野に
おける治療薬開発・健康食品開発が、一層効率化・活性化されることと確信しております。