技術概要
- 落石軌跡のコンピューターシミュレーション技術として、地表面衝突時の計算モデルの入力値を反発係数など実測される指標と関連付けている。
- 落石軌跡のコンピューターシミュレーション技術として、入射角により反射角が変化するという室内実験事実を表現しており、他分野への適用が
期待できる。
従来の問題点
- 衝突時計算モデルの入力値を、実測される指標と関連付けること
なく、経験的に決めていた。
- 落石到達域の推定結果に、入力値の設定条件が及ぼす影響を
系統的に評価していなかった。
解決したポイント
- バネ-ダシュポットモデルの係数と接線方向速度比の関係式を
誘導。残存係数等の実務的指標を用いて、その入力値を決定する
手順を構築。
- 設定条件により分岐するイベントツリー手法とリンクさせて、
保全対象への到達を評価する手順を構築。
ライセンス情報
①開放特許情報DB登録番号 | L2010004690 |
②特許番号 | 特許第5470631号 |
③公開番号 | 特開2010-047970 |
④出願番号 | 特願2008-212978 |
⑤出願日 | 2008年8月21日 |
⑥発明の名称 | 落石の運動軌跡解析方法及び落石の運動軌跡解析装置 |
⑦特許権者 | 国立大学法人鳥取大学 |
⑧代表発明者 | 西村 強 |
⑨実施許諾・譲渡 | ■許諾 | □譲渡 |
⑩共同開発研究の意思 | ■有 | □無 |
⑪サンプルの提供 | □有 | ■無 |
⑫技術指導 | ■有 | □無 |
⑬実施実績 | □有 | □試作 |
■実験 | □無 |
⑭事業化実績 | □有 | ■無 |
⑮実施許諾実績 | □有 | ■無 |
発明者コメント
西村 強(工学研究科)
落石・斜面崩壊に関する独自技術を開発中。斜面防災の技術を持つ企業との共同研究を希望します。