甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体(TRAb)アイソタイプ測定を用いた
バセドウ病の病態診断キットの開発
技術概要
- 本発明により、女性の年間発病率が高く、甲状腺機能亢進症の9割を占める疾患であるバセドウ病の病態を評価することが可能となり、
多くの患者の診療に役立つ。
活用のポイント
- バセドウ病の病態を迅速かつ安価に評価することができる診断キットの開発が可能です。
従来の問題点
- バセドウ病の経過中、急激な機能亢進あるいは急激な機能低下が
おこることがあり、この原因を把握するために、検査に数か月を
要することもあった。
解決したポイント
- TSHレセプター抗体(TRAb)のアイソタイプ(TRAb-IgGと
TRAb-IgM)のバランスを測定することにより、病態を把握する
ことが可能となった。 - またM/G値の上昇は、EBウイルス再活性化に伴った増悪を示唆している。
図解
ライセンス情報
①開放特許情報DB登録番号 | L2016001785 | |
---|---|---|
②特許番号 | 特許第6667806号 | |
③公開番号 | 特開2017-106884 | |
④出願番号 | 特願2016-087002 | |
⑤出願日 | 2016年4月25日 | |
⑥発明の名称 | 甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体アイソタイプ測定を用いたバセドウ病の病態診断キット及びバセドウ病の病態の診断方法 | |
⑦特許権者 | 国立大学法人鳥取大学 | |
⑧代表発明者 | 長田 佳子 |
⑨実施許諾・譲渡 | ■許諾 | □譲渡 |
---|---|---|
⑩共同開発研究の意思 | ■有 | □無 |
⑪サンプルの提供 | ■有 | □無 |
⑫技術指導 | ■有 | □無 |
⑬実施実績 | □有 | □試作 |
■実験 | □無 | |
⑭事業化実績 | □有 | ■無 |
⑮実施許諾実績 | □有 | ■無 |
発明者コメント
長田 佳子(医学部)
バセドウ病に関心のある企業、抗体による測定等の技術を有している企業との共同研究を望んでいます。