還元糖類縁体によるタウタンパク減少剤

技術概要

  • アルツハイマー病が代表的であるタウタンパク蓄積を伴う疾患は、難治性神経変性疾患が多く、現在でも有効な治療薬が存在しなかったが、
    本発明により当該疾患群に対する治療の可能性が見出されました。

活用のポイント

  • アルツハイマー病など、難治性疾患である
    タウタンパク蓄積を伴う疾患に対する治療剤です。

従来の問題点

  • タウタンパク蓄積を伴う疾患は、その代表にアルツハイマー病が
    挙げられ、日本において厚生労働省の特定難病に指定されている
    難治性神経変性疾患を多数内包する。現在、当該疾患群に対する
    有効な治療薬は存在していない。

解決したポイント

  • 還元糖類縁体である2-デオキシ-D-グルコース: 2DGを
    アルツハイマー病モデルマウスに投与することにより、
    当該モデルマウスに対して有意に神経細胞内のタウタンパク蓄積を
    優位に抑制・減少させたことを示した。当該薬剤はタウ蛋白蓄積の
    新規治療法の糸口になる。

図解

発明者コメント

加藤 雅子(医学部)

タウタンパク蓄積症は、その代表にアルツハイマー病が挙げられ、その他にも神経難病を多数内包しています。つまり、当該疾患群には有効な
治療薬が今でも存在していません。本発明がアルツハイマー病のみならずタウタンパク蓄積症の新規治療法の糸口となり、新規治療薬開発を
強く希求されています当該疾患患者及び家族様に少しでもお力になりたいと切に願っています。

ライセンス情報

①開放特許情報DB登録番号
②特許番号
③公開番号
④出願番号特願2019-193737
⑤出願日 2019年10月24日
⑥発明の名称タウタンパク減少剤
⑦特許権者国立大学法人鳥取大学
⑧代表発明者加藤 雅子
⑨実施許諾・譲渡■許諾□譲渡
⑩共同開発研究の意思■有□無
⑪サンプルの提供■有□無
⑫技術指導■有□無
⑬実施実績□有□試作
■実験□無
⑭事業化実績□有■無
⑮実施許諾実績□有■無